12章

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間違いない。 アウリーゼが持っていたロザリオと同じものだ。 当時、あのロザリオはいつの間にかなくなっていた。 おかしいとは思っていたが、女神様の手元へと戻っていたらしい。 ひとしきり私にロザリオを見せたところで、カミュは続けて話しはじめた。 「女神様はこうもおっしゃいました。"願わくば、我に逆らいし異端の子羊に幸あらんことを"と。残念ながらこのお言葉だけは僕には理解できませんでしたが…」
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