仮2章

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ブラストに乗る度に僕は傭兵になるんじゃなかったと後悔する。 嫌なら辞めればいいと思うが、マグメルには孤児院が潰れてあちこちさまよっていた僕を拾ってくれた恩がある。 それに、僕と同い年で同じ境遇の彼女が頑張っているのに自分は辞めるなんて男として出来るわけがない。 けど、僕は銃を撃つことが怖い ブラスト越しだと、相手を直に目にすることはない。 それでも、撃てば人が死ぬ事実は変わらない。 傭兵として戦えない僕は………何ができるのだろう……。
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