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噂をすればだろうか。
探しに行こうとドアを開けたらカムナと鉢合わせした。
「丁度よかった。基地見えてるけど着陸の様子が無いんだよね。何か知ってる?」
私の傭兵経験からすると必ず何かあると思うが…
「あぁ。さっき基地司令より通信があった。
戦線がかなり押されているから出撃して欲しいと。」
「そりゃまた急だね。」
このまま行くのは構わないけど、私らが行ったところでどうにもならないと思うけど。
だいたい武装はどうするの?
ゲリラみたいに敵から奪えばいいの?」
「増援人数は俺達を含め5人、残り3人は資料にあったメンバーだ。
それと武装に関しては基地から発進する輸送機が落としてくれる。」
「了~解。」
こうなると3人とはモニター越しに対面ね。
実戦での連携も難しそう。
その辺り、カムナは考えてるのかな?
「どうした?」
「あのさ私着替えるから出ていって欲しい……いや、私の着替え見ない!?」
「断固辞退する!」
「いいじゃない。昔は一緒に風呂入っていたじゃない。」
「昔とは違うし、お前の裸見てもしょうがない。」
「なんで!?私も成長しているのよ!」
「着替えるなら早くしろよ。」
そう言ってカムナはあっさりと部屋から出ていってしまっ
た。
なによ!
何もあそこまで露骨に拒否しなくてもいいじゃない。
半分冗談だったのに。
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