新しい年

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「柚!」 待ち合わせのカフェに入っていくと 慎君が手を上げたのが見えた 「ごめんね待った?」 「ううん 柚は紅茶だったな」 「うん」 慎君が紅茶を頼んでくれた テーブルに置かれたお水に ちょっとだけ口をつけた 「どうした?話って」 コーヒーを飲みながら 慎君は私の顔を見つめる 「あのね昨日 桜子と『ROOM』に行ったら 小林君に言われたの」
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