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A 君。
自称霊感あり。
でも少々ファンタスティックに過ぎるきらいあり。
B君。
フルコン空手少年。
マッチョでケンカも激つよだけど、霊感はない。
僕。
この頃にはそろそろ心霊には懐疑的。
だけど、あるかも、の方がまだまだ強い。
ある日の夜、僕が初めてこの公園にA君を連れて来ました。
夜の神社です。自称霊感少年です。
それはもう色々と言ってくれました。
もちろん僕には見えないのですが、彼の目にはこの神社は魑魅魍魎で溢れかえっているように映っているそうです。
僕はもう慣れていましたし、またそう思ってみる方が楽しいというのもあって、適当に話を合わせていました。
ところで、児童公園は僕たちの座るベンチから見下ろす位置にあります。
マンションの階数で一階半から二階程度の高低でしょうか。
A君はそこにあったブランコ((当然無人)を指差して、
「首から上のない小さな女の子が座っている」
と、言うのです。
その造形のせいなのでしょうけど、他の霊?の話は何とも思わなかった僕も、コレにはゾクリときました。
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