11∮喧嘩

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喧嘩別れしてすれ違うと すぐ振り向いて謝りたくなるけど ひと握りの強がりが そんなことを許してくれない ごめんという三文字は胸の中 どこまでも濁り重く積もってく 「また明日」が来たら言えるはずと 今日も君と向かい合うのを見送った 明日は誰のもとにも平等に あるものと信じきっていたけど 生きる世界に絶対など無くて 迎えた明日、君はいなくなった 進んでいく時間の全てに願った 昨日までの日常に戻りたい 来たる非日常の中に君を探そうとしても 輪郭すら永遠に消えてしまった 伝えたいことがこんなにもずっと 唇や心臓から溢れるのに ごめんね、ありがとう、嘘だろ、 嫌いになんてなれなかったと もう届けられない
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