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喧嘩別れしてすれ違うと
すぐ振り向いて謝りたくなるけど
ひと握りの強がりが
そんなことを許してくれない
ごめんという三文字は胸の中
どこまでも濁り重く積もってく
「また明日」が来たら言えるはずと
今日も君と向かい合うのを見送った
明日は誰のもとにも平等に
あるものと信じきっていたけど
生きる世界に絶対など無くて
迎えた明日、君はいなくなった
進んでいく時間の全てに願った
昨日までの日常に戻りたい
来たる非日常の中に君を探そうとしても
輪郭すら永遠に消えてしまった
伝えたいことがこんなにもずっと
唇や心臓から溢れるのに
ごめんね、ありがとう、嘘だろ、
嫌いになんてなれなかったと
もう届けられない
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