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PM1:00
電車に乗って都会へ、目的のギターが置いてある楽器店を目指す。
僕は電車に揺られながら考え事をしていた。
今日の終わりまで半分を切ったが、相変わらず僕はどこか冷めていて、大事なものが失われていっているというのに涙一滴すら出さない自分にゾッとした。
きっと今なら僕の一番大切な人が目の前で首を刎ねられたとしても無表情を貫き通せる自信がある。
そういえば、あの人は今何をしているだろう?
少し会いたくなった。
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