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僕以外のほとんどの子は、皆 辛くて 苦しくて とても泣き虫だ
戻ってくるたびに
泣いて 吐いて 疲れきって眠る
そして僕以外のほとんどの子は皆、純粋で夢と希望に満ち溢れていて
「いつかあの丘を超えて皆と一緒に走り回りたいな」
「あの丘の向こうの世界に行きたいな」
「それで、ふわふわの羊さんと踊るのよ」
なんて言いながら微笑むんだ
僕は、そっと 頷いた…
だって 言える筈なかった…
『あれは壁に描かれた ただの絵だよ』
だなんて言えない…
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