まずは回想からだろうか?

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2012年 道咲高校(みちざきこうこう) 体育館 「えー…、この度は我が高校に……」 これやる意味あるんですか? この入学式の校長挨拶とかやる意味無いですよ? 保護者も新入生も早く抜け出したそうですよ? なんて事を考えながらも、俺は校長の話に耳を傾かせるフリをした。 その日は入学式。 桜咲くその季節に、なかなかイケイケフェイスな俺こと山田竜也はこの道咲高校に入学する。 そんな前フリはどうでもいい?いや、良くない。 だって俺は……この高校に入る時、いや、あの瞬間まではある『夢』があったんだから。 それを語らずに……これより先何を語ろうか? 話がそれたか?まぁ、いい。 そう……それは、可愛い彼女をつくる事!! 我ながらイケメンな俺に彼女がいないなんてのは恥ずかしい! 高校入学と同時に、俺に言い寄る女の子が沢山、選り取り見取り。もしかしたらハーレム系主人公になっちゃうかも そんな夢を持ってたんだ。 だから、俺はあの時周りへの印象をよくする為ちゃんと校長の話を聞いてた訳だ。
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