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未来
晴:僕たちの未来ってどんなんだろう。
雨:俺は、頭が賢くて、金持ちになりたい。
雪:私は、楽しくて幸せな生活を過ごしたい。
それぞれ、夢に花を咲かせる。
誰もが理想の将来を想像する
雨:神様。俺らの未来わかるの?
普通そんなことを言われても、誰も何とも言えないはずだが…
神:ふむ、私は皆の運命が分かる。隠そうとしても私には、お見通しだぞ。
扇子で口元を隠す
雨:将来のことを知りたい!!お願い教えて!!
無邪気な笑顔で、将来を知りたがる。
みんなの心の中が夢と希望であふれている。
神:手短なら言うが。その方が楽しいだろ?
扇子をたたんだ。
雪:知りたい!
雨:よっしゃー!
晴:早く早く!!
テンションが徐々に上がっていく
これからどんな運命が待っているのだろう。
風:くだらないな。
どっかから女の子の声が聞こえる。
奥の道からやって来た。
晴:くだらないって?
いきなりの発言に驚く
神:彼女の仮の名前は風
初めて出会う相手なのに…仮の名前の通り強気で冷たく感じる。
風:あんたら、運命を知って意味ある?
両腕を前で組んで
えらそうに言う
目つきも怖い
これでも女の子なのか…?
雪:別に知ってもいいじゃん。
それしか言いにくい。
風:フン!どうせ運命を知ったら後で悔するはずだ!
知らない方がいいだろ。
鼻で笑う風。
えらそうな態度が気にくわない
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