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「石幡は保育士希望か!なにか行きたい学校とかあるの?」
「そこまでは決まってません。ただなりたいってだけで・・
でも私は母子家庭で兄弟もいるから進学できるかわからないし・・」
「お母さんには話してないのか?」
「はい。」
「それならまずはお母さんと話をしなくちゃな。自分からは話にくいなら
来月三者面談あるからそのときに話をしてみるか
先生もあまり授業料とかかからない学校探してみるけど
石幡自身も面談でしっかり話せるようにしておいでよ」
「わかりました。」
とはいったもののすごく不安だった。
絶対反対される。兄弟のことも考えて働いたほうがいいよねと思った。
それが顔に出っちゃったのか・・・
「石幡はわかりやすいな。先生もついているから大丈夫だ。
反対されたら別な方法を考えればいい」
「ありがとうございます!」
と自然に笑顔になることができた。
今まで自分のことは後回しにしてきた。
家族第一に考えてきた。
健先生の一言はとても嬉しかった。
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