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「さて……兄ちゃんはその女を寄越せば命は助けてやるよ。」
ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながらサイガをみる男たち。
「今ならまだ許してやったが……モウ許サン。」
「ハッ、許さないなら「どこを見ているクズ。」ゴアッ!?」
常人では見えない動きで男の背後に回り込んで背骨を思いっきり蹴飛ばす。
吹き飛んだ男の上空にまた回り込んで体重を乗せた踵落としをもう一度背骨に叩き込む。
ボキボキッ
「あぎゃあぁあぁぁぁあッッッ!?」
「まず一人……次は。」
「ッ!てめぇら!囲め囲めぇ!」
「マリーに口枷をした貴様だゴルァアアッッッ!!」
背後に回ろうとした男の顎を振り向きざまに裏拳を叩き込む。
崩れ落ちる男の腹と顔面に連打をぶち込み、そばにいた男に吹き飛ばす。
「ボゴォッ!?」
「うわっ、クソ、どけ!」
「おまけに持ってけクソ野郎!」
近くに落ちてた10cm大の石を力いっぱい蹴飛ばす。
高速の石が巻き込まれた男の顔面に当たり、男はそのまま意識を手放した。
「残り二人ぃ……。」
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