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『クハハハ!ただの人間か!お主の名前、しかと心に刻んでおこう。』
「あぁ。それよりそろそろ……。」
『うむ、我はそろそろ帰るとしよう。娘らを頼んだぞ。』
「ガキ大事にしねえ親じゃねぇよ。あんなクズ連中と一緒にすんな。」
『クハハハ!それは失礼した。では、二度と会うことないよう祈ろう。』
「同感だ。じゃあな。」
バクゥは愉快そうに笑みを見せると、身体を竜に戻し羽を羽ばたかせる。
サイガに強い風が叩きつけられるがサイガは身じろぎ一つせずバクゥを見送った。
空を見上げるとバクゥの仲間であろう竜がたくさん空を我が物顔で飛んでいた。
「………さて、俺も帰って飯作ってやんないと。ラウには……適当に作ってやるか。」
家に帰ると山盛りのキノコ(9割が毒キノコ)から食えるキノコを探ってシチューをつくった。
ユーナは意外に料理ができないことがわかった。
そしてラウの鼻もアテにならないこともわかった。
――――今回の成果
■娘二人
■ペット一匹
■ゴミ5体
■大量の毒キノコ
■竜人との絆
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