街から客で子煩悩

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翌日 朝6時に起床。 いつもより少し早いが散歩兼家近辺の見回りに行くことに。 少し肌寒いので黒に赤の模様が入ったシャツを上に着て庭に出る。 門までの道中にあるラウの為につくった犬小屋をちらりと見る。 穏やかな呼吸で寝てるラウを確認し、門を音を出さないように開ける。 「……おー寒い。」 日本でいう冬よりの秋かな?この寒さ加減は。 ぼやきながら家の周りを歩く。 辺りは木が並んでいるが所々に夜に周りを照らす照明がチラホラとある。 これは夜になると辺りが真っ暗になるからマリー達が怖がらないように俺が設置したものだ。 ラウは夜目らしいからあんまり強い光を出さないようにしている。 あと、ユーナ達みたいなのが昼に来るとは限らないから夜目印になるようにと設置した。 辺りの見回りを終え家に帰る。 途中ラウが門を開けた音で起きたがいつも通りだからスルーする。 ラウが朝の挨拶に俺の足に頭を擦り付けるのでラウの頭を撫でておく。 クゥーンと可愛らしい声を上げるラウ。 家に入るとまだユーナ達は寝ていたので、朝飯を作りはじめる。 「今日は街まで歩くからな……少し多めに作るか。」 俺はなれた手つきで味噌汁とキャベンの千切りと魚を焼いていく。 向こうでは一人暮らしが長かったからな、料理ぐらいはお手のものさ。
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