街から客で子煩悩

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「………パパ、おはよー。」 魚を焼いてる途中にマリーが起きたらしく顔を向けると、ピンクに水玉模様の可愛らしいパジャマを着たマリーが立っていた。 「おはようマリー。まだ朝飯作ってる最中だから先に顔洗っておいで。」 「………うん。お姉ちゃんは……。」 「顔洗ってからでいいから起こしてくれ。またラウがじゃれに行かない内に。」 どうもユーナは朝が弱いらしくいつもマリーより起きるのが遅い。 一度マリーが起きるのが遅くなった時、ラウが遊んで欲しさに寝てるユーナに飛びついた時があった。 キャーッ!って声が聞こえたから何事かと部屋を開けたらパジャマが乱れたユーナとユーナに飛びついてるラウをみた時はビックリしたのを覚えている。 そうこうしている内に魚がいい感じに焼けたのでラウのご飯も一緒に用意する。 ちなみにラウのご飯は生肉だ。 「……おはようごじゃいましゅ………。」 「おはよう。顔洗っておいで。」 マリーがユーナを起こした所で朝飯をテーブルに並べていく。 ラウは俺の足元に置いた器に生肉を入れてやる。 ラウはご飯を食べる時は家の中でいつも食べている。 仲間はずれなんてしない。
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