転生で子煩悩

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「まぁ、俺の気まぐれでもっと早く消し飛ぶかもな。それより本題だ。お前を転生させる際に特典がいくらかつく。 1、ぶっちゃけ不老不死。 2、世界最強の潜在能力。 3、何でもできる才能。 この3つがとりあえずつく。」 さすが神、やりたい放題だな。 「誉めんな。あとは適当に後付けで加えてやるよ。」 りょうかい。向こうでは何もしなくていいのか?魔王倒したり、勇者抹殺したり。 「ん?あー、それなら孤児院でも開いてガキ共育ててやってくれ。」 ガキ共?そりゃまた何で? 「今からお前が行く世界だが、種族での差別が酷くてな……俺も腐っても神だ。命への不条理は見過ごせん。だが直接介入できないからお前に頼みたいんだ。」 ふーん。腐っても神だな。いいぜ、別に子供嫌いじゃないし。 「んじゃ頼んだ。それ以外は魔王倒すのも勇者抹殺するのも好きにしてくれて構わん。」 ん。あ、そだ、一つ聞かせろ。 「なんだ?」 孤児院開いてって言ったが、金とかどうすればいいんだ?俺そういう知識ないからわからんぞ。 「なぁに。お前を間に挟めば神は介入できるんだ。それくらいのサポートぐらいなら任せろ。」 わかった。そんじゃ転生するか。 「すまんな、元はといえば俺のミスなのに……死にたくなったら俺がお前の魂切り取ってやるから安心しな。」 それは安心だな。んじゃ、そろそろ転生するか。 「最後に世界の常識うんぬんの知識を頭ん中に入れとくわ。それじゃあ頼んだ。」 ういうい。行ってきまーす。
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