闘技場で子煩悩

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あれから一週間。 日課の散歩をこなしユーナ達も起き始める時間いつもの様に調理していた。 ユーナ達とはまた何度か言い争いこそしたものの、俺の言いたいこと解ってくれたらしく相変わらず家で暮らしてる。 あとニュアンスがお義父さんからお父さんに変わった。普通に嬉しい。 「ガウ。」 「おう、頼むわ。」 この時間のラウの鳴き声はユーナ達を起こしに行くかどうか尋ねてる。 毎日のことだからもう覚えた。 そしてまたユーナの悲鳴で朝が本格的に始まる。 ピンポーン 皆でご飯食べて少しマッタリしてた所でドアホンが鳴った。 そうか、きたか。 「お父さん、お客さんですよ。」 「ああ。少し出かけてくる。今日の晩御飯はユーナが作っといてくれ。」 「はい。いってらっしゃい。」 俺は前日纏めておいた簡単な荷物を背負い家を出る。 そこにはギルドマスターのあの青年が立っていた。
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