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「とりあえずお前の名前決めないとな……。」
(連れていくのは確定なんだ。)
「……パパ。」
顎髭を触りながら悩んでいるとマリーが服の端をつまんでた。
「どうしたマリー?」
「………名前、ラウは?」
チラッとウルフを見てみるとキラキラした瞳でこっちを見てやがる。
「………よし。お前の名前はラウだ。よろしくな!」
「ガウッ!」
「……本当にウルフを手懐けちゃった。サイガさんって何者なんですか?」
「ただのしがない28歳。」
「……パパ~。ラウ撫でていい?」
「いいぞ。もっとやれ。」
寝転がってるラウのお腹を撫で回すマリー。
「子供っていいなぁ…。」
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