親父との思い出

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親父の葬儀は盛大に執り行われ、次期ロッソ プローヴァのボスの座は見事仇を討ったボスの元に降りてきた。 誰も反対する者はいなかった。 あたしは葬儀でずうずうしくも、ボスの隣に並ばせてもらった。 親父には子供がなく、結婚もしなかったため親族はあまりいなかった。 葬儀もすんで組織が落ち着いた後、ボスはあたしに、本部屋敷で暮らすか町で暮らすかを選ばせてくれた。本部屋敷にはあたしの部屋があったけど、あたしは部屋を引き払って外へ出たいと頼んだ。
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