そいつとの出会い

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もう、あいつに会うこともないんだろう。 そんな風に思っていた矢先、また別の隣町でそいつの姿を見かけた。 いつになくお堅いスーツ姿で黒いアタッシュケースを持って歩いていた。 これが仕事中じゃなかったら、話しかけに行って一発ぐらいお見舞いしてやるところだったが、あたしにもやらなきゃいけないことがあって手が離せなかった。
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