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「なっ………」
素直に驚愕の表情を見せるパジャマっ子。
自分のリフォルムで作った氷の馬車の強度に相当な自信あったのか?
「………お前、何者? とりあえず、私のシンデレラインストラディクショナルレベッカ号を破壊したのと、王室守護に楯突いたから…………てか私に楯突いたからには死刑確定だけどそこんとこオッケェかクソ餓鬼?」
「どこのクソパジャマか知らねえが、調子乗るなよ」
まて、今『王室守護』って言ったか? つかさっきも言ったか?
流石に、口を出さずに居られず二人の喧騒に割り込む。
「え、あなた王室守護なんですか?」
俺の言葉に、二人共に臨戦態勢を辞めて俺を見つめる。
「ん? そうだが。 それがどうした? なんだ、サインでも欲しいのか? 良かろう、まず手始めに土下座しろ。 そこから議論に席を置いてやろう」
「てめえの血でサインを書いてやらぁ!!!」
と、せっかく戦闘ムードの腰を折ったのにこの厨二病全開のチンピラ短気野郎は…………。
そこで、俺は閃いた。 何故このタイミングで閃きがここで起こったのかは分からない。
でも、林檎が木から落ちる事で閃く奴もいるだろ?
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