パールヴァディ

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今まで歩く時は家族の団らんやお店から人々の声も聞えていたというのに 今はまるっきり静まり返っている… それもそのはず、ウェイドはふと背中から冷たい殺気のような視線を感じていた。 「ゾク‥。」 (ウェイド)「まさか…」 「ドクン‥‥ドクン、ドクン…」 (ウェイド)「!!」 バッと後ろを振り返ってみるとそこには‥‥ 「コツ…ッ」 (足音) (ウェイド)「だ‥誰だ!?」 「…………。」 「コツ‥」「コツ、」 「コツ‥!」 (暗闇から何かが近づいてくる) (ウェイド)「…っ」 得体の知れない何かが姿を現すと同時に右足のホルスターから銃を抜き出す 「ガチャッ」 (ウェイド)「動くなっ!」 「―――――。」 月明かりがついにその得体の知れない正体を明かした。 (ウェイド)「!?」 「お前は…っ!」 (???)「………。」 “額に十字架†のタトゥー” “黒いサングラスとスーツ…” (ウェイド)「ま…まさか‥‥‥」 (比奈木悠)「“深く関わるな 奴は俺よりも危険だ ”」 (グレッグ)「“不死身の賞金首”」 (リジム)「“あれはバケモノだ”」 その瞬間、ウェイドの頭の中で全ての不安が一致した 理論的にもあるが、本能でこいつが今回のとんでもない賞金首の正体だと悟ったのだ。
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