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「カツン‥コロロ……。」(虚しく転がる弾)
(ウェイド)「心臓を確実に狙ったのに…!?」
「コツ、コツ…!」
(ウェイド)「クソッ!」
“どうしたらあいつは死ぬんだ!?”
(男)「……。」
(ウェイド)「――…っ」
「ジャキッ!」
(男のナイフ)「ギラッ」
(ウェイド)
“やるしかない!!”
ばっと前に飛びだした瞬間だった
「バアァァァァン!!」
ビイィンと足元に弾が弾けた。
(ウェイド)「!?」
(男)(ぴくっと反応)
(風)「―――……、」
黒いコートが風になびく。
「バサバサ…ッ」
建物の屋根から人影が立ち上がり
紅く凍り付くような冷たい鋭い瞳の人物が静かにウェイド達を見下ろしていた。
(ウェイド)「……―――」
「(誰だ あいつは…?)」
突然の予想もしていなかった人物に驚いたウェイドが立ち尽くして上を見上げていると、男は気にしないかのように口を開いた。
(???)「…。随分 派手に人を殺したもんだな。…死ぬ覚悟は出来てるんだろうな?」
(男)「!!」
(銃)「ダンッ!」
(???)(闇に溶けるように消える)
「フッ」
(???)「 どこを見て狙ってる? 出来損ない」
(背後)「ヒュッ!」
(男)「!?」
「ジャキン!!」(構える)
「―――!! !!!!!!」(四発ぐらい連発)
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