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パールヴァディが殺人鬼の男の方に視線をやると確かにその体は服だけを残して蒸発したように消えていた。
(ウェイド)「……、よかったぁ――…。 」
(パールヴァディ)「その肩の傷‥斬られたのか?」
(ウェイド)「平気だ、かすっただけだし俺は軍で体を鍛えてたから意外とタフなんだ。……!?」
「そういえばパールヴァディ、あんた 心臓刺されたんじゃなかったのか!? 頭だって‥っ」
(パールヴァディ)「 俺は人間じゃない。」
(ウェイド)「!?」
パールヴァディの口から衝撃的な言葉が出た。
(ウェイド)「に…人間じゃないって‥」
「コツ。」
(パールヴァディ)「信じられないなら今 そいつ(お前の銃)で俺の頭を撃ちぬいてみろ。」
(ウェイド)「!! 何言ってるんだ!? そんなことしたら‥‥!」
「………。」(さっきのことを思い出す)
(ウェイド)「…なぁ パールヴァディ さっき俺の事 「ウェイド」って呼んでくれたよな、俺の名前を知ってるって事はやっぱりあんたは昼間の…」
黒い瞳の比奈木悠が重なる。
(パールヴァディ)「……。」
(ウェイド)「その‥殺し屋だから人間じゃないって事か?」
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