パールヴァディ

11/20
前へ
/35ページ
次へ
(パールヴァディ)「… さっき、お前も見ただろう、俺も奴も一度や二度は死なない体を… つまりコイツは俺の“コピー”だ」 (ウェイド)「…!? コピー?」 (パールヴァディ)「……。 パールヴァディはいずれ“人類の敵”になる。…俺はそういう存在なんだ」 「この名前も俺の暗殺コードネームみたいなものだが、本当の名は【パールディオ・ヴァトラス】 現実では“ありえない事を可能に出来る”人種能力を超えた未知の【宇宙科学遺伝子】の生体種だ」 (ウェイド)「‥‥‥。」 信じられない真実を突き付けられ混乱する。 (ウェイド)「何だよそれ‥それじゃあ どうしてさっきは俺を助けたりなんか…」 (パールヴァディ)「…俺には目的がある。」 (ウェイド)「え…?」 (パールヴァディ)「それだけだ」 冷ややかな紅い瞳がこれ以上関わるなと パールヴァディは俺に背を向けて夜の闇の中に消えていった。 「――――。」 結局、 あいつの本当の目的も知らないまま時は過ぎていった。 ――翌日―― (飛空機整備工場) (リジム)「整備は完璧だ、いつでも持ってけ」 (ウェイド)「サンキュ、リジム」
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加