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｢今はその黒い瞳のせいかあんたが普通の人間に見えるよ｣
(悠) (ウェイドの方を見る)
(ｳｪｲﾄﾞ)｢…俺も 何年か前までは空軍にいたんだ、その頃は今より戦争も多くて敵もたくさん死なせてしまった…｣
(悠)｢…… お前たちは戦争だろ それも仕方のない理由だ｣
(ｳｪｲﾄﾞ)｢違う｣
きっぱりとｳｪｲﾄﾞは言う
(ｳｪｲﾄﾞ)｢戦争だから人を殺せなんて理由は、理由になっていない。兵士は俺も含めてみんな殺人鬼と一緒だ｣
俺は戦争が嫌になった。
毎日 何十機、何百機と敵の戦闘機を撃墜してきて
その散りゆく機体の中でパイロット(人間)も一緒に死んでいくのが自分のなかではもう当たり前のようになっていた…
でも
それが一番怖かったんだ。
自分も一度だけ同じような立場になったとき、撃墜される寸での所
心の底でまだ死にたくないと叫んだんだ。
…俺は奇跡に助けられた
本当にその一度だけ
だけどそれは相手にも同じ状況で追いやり俺は確実にそれ(キセキ)を奪って何十機も海へ落としたんだ
自分だけが助かり、同じ恐怖を相手にも‥結果的にそいつの人生を奪った
その迷いとなり最後にそのきっかけとなったのが、
イージリア戦争だった。
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