ウェイド

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(ウェイド)「…って言っても俺は、とうの昔にもう軍を脱退してるんだ 今更そんな書状……」 機械をいじっていたらカサリと何かが落ちる。 (ウェイド)「‥って、え?」 何処からか紛れ込んでいたのか 今頃になって出てきた一通の白い手紙。 (ウェイド)「(まさか…)」 ウェイドはガサガサと慌ててその紙を開いた。 「パラ。」 (グレッグ)「ウェイド?」 「――――‥‥。」 (ウェイド)「ひ…日付が一週間前!?」 その内容は軍からによるウェイド宛ての依頼の手紙だった。 (ウェイド)「グレッグ 俺のとこにも来てたよ‥」 (グレッグ)「ははん?その様子じゃ、今頃になって手紙が出てきたんだろ? ちゃんと整理しとけよ(笑)」 「…まっ、こいつは命令ってワケでもないが、よりすぐりの腕の立つ奴には一応政府から届けを出しているんだとよ、だから首をはねられる心配はないが‥ それでもわずかに限られた奴だが、手柄を立てりゃ一生遊んで暮らしていける金をもらえるワケだからこれほどうまい話はないだろ」 「また二人で大稼ぎしようぜ」 (ウェイド)「… それなんだけどな、グレッグ 今回は残念なんだけど‥その話に乗れそうにないんだ」 (グレッグ)「仕事 忙しいのか?」 (ウェイド)「あぁ…。ここ一ヵ月、何十件と飛び回って物資を運んでるんだ」
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