ウェイド

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――朝方―― (ウェイド)「‥ん」 (波)「…―――。」 朝の日の出の光に気がついて眠りから覚めたウェイドは狭い操縦席から身を起こす。 (ウェイド)「朝か‥」 早朝から敵に見つからないよう昨晩は海岸の岩場の影に飛空船をとめ、一晩を明かした 例え運送を目的とする飛空士であっても戦争中は例外はなく相手に敵国に通じる流通者だと知られたら命はない。 (ウェイド)(懐中時計をみる) 「5時か、」 すぐさま操縦服の上着に着替えて今日の運搬の日程を確認。 (ウェイド)「……物資は全て発注からまだ届いてないって話だが、夕方にでも着くか‥ こいつはまだすぐには運べない内容だし」 「……………」 しばらくして、 「ピラ。」(一枚の紙を取る) (ウェイド)「…ハーバイド大統領護衛‥。…そういえばもうすぐ選挙があるんだったな、この戦時中に大統領選挙かよ‥。政治家ってのはホント… !?」 (敵のジェスタ空軍 戦闘機に気付く) 「――――……。」 (ウェイド)「こんな朝早くから…!?」 「(まさか 気付かれたか?)」 しばらく様子をうかがっていると敵空軍機はそのまま西側へと去っていった。 「‥‥‥」 (ウェイド)「ふぅ… ここもゆっくりいると危険だな。」
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