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ウェイドはすぐにエンジンをかけて海を離れた。
「―――――……」
――ハーバイド飛空戦闘機整備工場――
(リジム)「…。これまたずいぶん… これだけのメンテでよく機体がもったものだ」
(ウェイド)「 こいつはスピードが命だから あまり重量度のものは運び込めないし、予備の部品にも限界があるんだ。」
(リジム)「足りない部分は夕方までには全ての部品が届くだろうが、細かい微調整には明日までかかるぞ。急ぎなのか?」
(ウェイド)「いや、大統領の依頼は一週間後、物資の運搬は三日以内までだから明日中に出来ればまだ間に合うよ」
(リジム)「そうか、なら今日は街にでもゆっくり出歩いて羽を伸ばしていろ
……あぁ‥と、それともう一つ ウェイド、夜はあまり外を出歩かん方がいい」
(ウェイド)「どうしたんだ?」
(リジム)「…最近、この辺で妙な化け物が街を徘徊してるって噂だ。出くわしたら奴は殺人鬼だ、生きては帰れんぞ」
(ウェイド)「?! それって、グレッグの言っていた…
相手は人間なのか?」
(リジム)「人間なものか、人を何百人と殺しておいて奴は死なない不死身の体だ、そんな人間がこの世にいるもんか、あれは化け物だ。お前サンも気を付けろよ」
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