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黒子「……拝見させて頂きました」
御喋擦「どうでしょう?」
黒子「……七つ集めると、なんでも願いが叶う胸『神乳』を巡って、あらゆるサイズの胸を愛する主人公と全世界巨乳化を企む悪の組織が戦う……と、物語の概要はこんな感じでしょうか?」
御喋擦「あ、はい」
風間「ぶひっしゅ!」
長谷川「ふーちゃん!?」
風間「ごめんなさい。驚きすぎて、鼻水噴射しちゃいました。長谷川先輩、鼻水かかりませんでした?」
長谷川「それは……大丈夫だけど……。ふーちゃん、鼻血出てるよ」
風間「……あまりにも衝撃的だったので、鼻の粘膜切れちゃいました」
長谷川「ふーちゃん。一刻も早く保健室行こう!?」
黒子「……ところで、この小説のジャンルって一体何なんですか?」
御喋擦「えっ?そりゃ、異能バトルものですよ?だって、バンバン戦ってるじゃないですか」
黒子「……そうですか?胸の描写は細かいんですけど、バトル描写は希薄じゃないですか?『トキオは手のひらから、超高熱の火炎を放射した。バーン。四天王は全滅した。』みたいな描写ばっかりなんですが……。50ページ位の小説なのに、四天王、三組位死んでますよね?」
御喋擦「なんていうか、おっぱい書いてる時は、筆が乗るんですけど、バトル書いてる時はいまいち乗らないんですよね~」
長谷川「異能バトルものなんか辞めちまえ!」
黒子「……でも、まぁ…規定枚数は達してますし、これでいいんじゃないでしょうか。……おしゃさん、ご苦労様でした」
御喋擦「うすっ!」
長谷川「ええ~っ!ちょ、ちょっと、待ってください!そんな異能バトルものなのに、全然バトルしてない小説、文集に掲載しちゃっていいんですか!」
黒子「……はぁ。どうやらライトノベルっぽい作品ですし、いいんじゃないですか?よく解らないですけど、ラノベって、こんなものだと思いますし……」
長谷川「部長!全国のライトノベルに謝れっ!」
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