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御喋擦「ばっ、ばかっ!いきなり、なんだよ!?」
長谷川「ご、ごめん……」
御喋擦「別にいいけど……」
長谷川「…………」
御喋擦「…………」
長谷川「…………」
御喋擦「……ファンタジー」
長谷川「えっ?」
御喋擦「今、読んでる小説」
長谷川「そ、そうなんだ。ファンタジー好きなの?」
御喋擦「いや、そういう訳じゃないけど……。おもしろいと思ったやつならなんでも読むかな」
長谷川「ふ~ん。どういうストーリーなの?ファンタジーなら私、読んだ事あるかも」
御喋擦「それは無いと思うぞ。マイナーなヤツだし……。ざっくり言えば、『しがない村人の主人公が一国のお姫様やその仲間たちと一緒に楽園を目指して旅をする』って話かな」
長谷川「へぇ~。ちょっとラブストーリーっぽいんだね」
御喋擦「まぁ、そうかな」
長谷川「ファンタジーはいろいろ読んだけど、説明がざっくりだからな~。読んだことあるか微妙かも……。なんていうタイトル」
御喋擦「えっ?タイトルか?随分、長いんだよな……この小説のタイトル」
長谷川「もしかして、それってラノベ?最近のラノベって、タイトル長いの多いよね」
御喋擦「ラノベ……かな?まぁ、そんな感じかも」
長谷川「タイトル教えてよ。ラノベって詳しく無いけど、ファンタジーなら読んでみたい」
御喋擦「あぁ、解ったよ。じゃ、教えるな」
長谷川「うん」
御喋擦「『キモオタな村人の俺が催眠術でお姫様やメイドをガニ股裸踊りさせた件について』ってタイトルなんだけど……。やっぱ長ぇな……。どう、読んだことある?」
長谷川「ある訳ねぇだろっ!」
御喋擦「ひいっ!」
長谷川「それ、ジュブナイルポルノじゃねーかっ!」
御喋擦「だ、だからラノベかな?って言ったじゃん」
長谷川「何処が『楽園を目指して旅する』だっ!タイトルからして、全然内容違うじゃん!」
御喋擦「そ、それは、『快楽の先にある楽園』みたいな?」
長谷川「全然うまくねーからっ!」
御喋擦「オチた?」
長谷川「オチてない!」
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