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ここは年中無休で空に紫色の雲が覆われた魔王の城。
その城の中で目付きが鋭い黒髪の男がいかにも魔王ですと言わんばかりの漆黒のマントや鎧を身に付けて玉座に座っている。
まぁ彼は本当に魔王なんだけどね。
「魔王様、準備が整いました。」
そう言って魔王の前で敬礼をしたのは全身黒い騎士甲冑に身を包む暗黒騎士。
「では始めるか、我々の計画を……。」
バサッとマントをなびかせて立ち上がる魔王。
「人間どもに教えてやろうか、自分達の過ちというやつを……。」
魔王の台詞に答えるかのごとく大きな稲妻が落ちてきた。
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