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裕翔の右手によって、阻止された。 「無理しなくっていいから。待ってて?俺、何か飲み物持ってくる」 そう言うと裕翔は、俺から離れて部屋を出て行った。扉のしまる音が、やけに大きく感じて、より虚しさを倍増させる。 ……なんだ。 裕翔にとって俺は、興奮すらしない魅力のない奴って事、か……。 「なぁんだ…」 俺は、背中からベットに倒れ込んだ。 自分の匂いなんてあまり解らないけれど、自分の枕に顔を埋(うず)める。 「っ…/」 「大貴?どうした?ほら。お茶で良かった?」 「……うん」 どうした?なんて… 裕翔になんか、今聞かれたくない。
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