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我門side っ、くそっなんなんだ 蹴られた所を手で抑え階段を降りていく3人を目で追う…… 「我門を足で……しかも顔を」 「シロちゃんの蹴りかっこ良かったね!」 「お前らな………、弥也は黒木に何渡してたんだ?」 「髪の毛」 「髪の毛?!んでそんなもん……」 「髪の毛をそんなもの呼ばわりするなんて許せませんね。」 「さすが髪の毛フェチの黒ちゃん、一人一人の髪の毛を採取しては質とかを調べてるんだよね」 「……世の中変わった奴もいるが身近に居るとな…それで誰の髪の毛なんだ?それ」 「さっき我門を蹴った奴のだが? にしても日本人には珍しかったからクォーターか何かか?それにしてもいい艶だ1本でも解るこの良い髪……今度会ったときには是非触らしてもらいたい」 「さすが黒ちゃん!髪の毛1本でも解るんだぁ!僕もね~シロちゃんの髪に指通したとき気持ち良かったよーなんて言うのかな、するする指通してくれて柔らかくて…僕もまた触らしてもーらお!」 弥也が目覚めかけてる… にしても黒木の髪の毛好きには毎度慣れない 2人の会話に置いていかれ呆れたように2人を見ていた視線を下に向ける その線の先にはテーブルに着いてやっとありつけたであろう昼食を美味しそうに食べる立花の姿が…… 「あんな表情(顔)もするんだな…)ボソッ」 sideend
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