プロローグ

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少年が扉を閉め終わるのと同時少年に声が掛かる 「立花こっちこっち」 青年は一番奥の席から少年を手招く 満面の笑みを浮かべて その笑顔に頬を紅く染めているものたち 少年は青年の元にすたすたと近付いていくと青年の膝の上にすとんと腰を降ろした 途端に先程まで頬を染めていたものたちは目を見開いて少年達を見つめている 青年は少年の腰に手を回し口を開く 「俺が新しく生徒会親衛隊隊長をさせてもらう柮葉朔(トツバサク)だ、よろしく」 今度は少年が 「同じく生徒会親衛隊の副隊長を勤めることになった纐纈立花(コウケツリツカ)」
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