3.変化

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Rside                                                         ガタン                             自分の部屋に入った。                              お母さんはまだ帰ってきてないから、それまで部屋にいようかなって思った。                                  感情の無かった僕が初めて『泣く』という感情が出てきた。                        でもあれはただ体が勝手に反応しただけで、僕の意思ではない。                        それにそんな感情だけなんて中島くんに嫌な印象与えちゃうよね。               笑わなきゃ。                      笑顔出さなきゃ。                        楽しいって顔に出さなきゃ。                            僕は鏡を出して笑顔の練習をした。                     「に...にー」                         口角を上げて、必死に頑張った。                                 僕にとって『笑う』って事はそんな簡単なことではないのだ。                         そういえば、高校に入ったばっかのころ、こそこそと言われたことがある。                        『あいつは笑えばかわいいのに』                    笑わないなんて僕しかいないから、僕かなってすぐに思った。              やっぱり笑わないと。                  母『涼ーただいま』                     お母さんの声が聞こえたから、すぐに下へ向かった。
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