3.変化

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門の前で僕はゆうとくんを待った。                                          次々と学校から出ていく人たち。                                    でも今の僕には焦りはなかった。                          待ってるのも楽しかった。                            かれこれ20分は経過していた。                     でも全然気にしなかった。                           むしろ楽しい。                             「早く来ないかなー...」                                      その時だった。                       「あっれーかわいい子発見」                         急に後ろから誰かが来た。                          他の高校の人だ。                    「なんです...か?」                              「ねえキミ一人?」                         「ち、ちがい..ます」                           「健人ーちょっと来いよー」                   ―健人?               僕は背筋が凍った。                                      「なんだよ、お前らナンパばっかりしてんじゃねーよ」                        もう僕は動けなかった。                            「あ、...お前」                         向こうも気づいた。                  「どうした?健人」                                  今一番最悪な状況だ。
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