32人が本棚に入れています
本棚に追加
すると、その 後ろ紳士は 雪の降るなか、走って道路を渡ってきて、
バタバタしながら、乗り込んで来ました。
「ふ~助かったよ~‼ありがとう‼ なんで、みんな 止まってくれないんだよ~寒くて死んじゃうよ~‼
イテテ あれれ なんで、 こんな顔がいてえのかな~ イテテ…」
自分は、あまりの酷い姿に呆気にとられてました。
「どうした?運ちゃん?」
俺
お客さん、顔は血だらけだし、高そうな背広来てるのに、そんなに汚れて、ケンカでもしてきたんですか?
後ろ紳士
「いやあ、わっかんねえんだけど、大事なお客さん接待して、タクシー乗して帰したまでは、覚えてるんだけど、気がついたら、 さっきいた辺りで、うつ伏せで、寝てたんだよ!」
最初のコメントを投稿しよう!