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いきなりマリモが叫びだし、それに対して会長がにやりと笑った。
「俺は立木琉生だ!琉生と呼べ!!」
「琉生か…気に入った。俺は生徒会役員会長の林恭介だ。」
会長はマリモの胸ぐらを掴むと、そのまま引き寄せ驚いて目を見開いたままのマリモに唇を重ねた。
「琉生!」
副会長が何か叫んだが、周りの絶叫にかき消された。
「何すんだてめー!!」
マリモの叫び声と、バコッと人が殴られる音。
次の瞬間に、俺は椅子から転び落ち誰かの下敷きになっていた。
「いった…。」
「真人!?」
俺の上に乗っている人物がのそりと起き上がった。
つーか、早く退いて。痛いし、重い…。
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