プロローグ

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日向笑美は困っていた。なにしろ卒業が近いというのに内定が一つもないのだ。 まわりの友達は皆、内定をもらってすでに研修を始めている者もいる。 もはや日向の前で就職の話は禁句状態で、日向からすれば変に気を使われていることに気づいていたしそれが負担にもなっていた。
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