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この日は、地球の西暦では2175年。
地球から遥か遠く、凡そ997億光年離れた宇宙の彼方に、現在の地球環境に非常に良く似た惑星が存在した。
この惑星の名を、この星に住む人々はセクリウスと呼んでいた。
地球に似ている為か、周りには太陽も有れば月もある。
大気も空気も殆ど同じ。
ただ、惑星の大きさは地球の凡そ半分くらいである。
そして決定的に違うのは、人間の質だろう。
この惑星の知的生命体である人々は、地球人には無い様々な秘術が使える。
地球上の呼び方をすれば、それは魔法といえば適切だろうか?
人に因って、大なり小なりの力の差はあるものの、その魔法は、この惑星の人々なら全員が使える。
それは様々な物があり、この惑星に於いて、生活には欠かせない物となっていた。
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