469人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、ちょっと面倒な事になったか?
まぁでも俺の怪力は知れ渡ってるし、視線さえ無視すれば近寄っては来ないかな?
悟と姫宮は…
「違う…違うぞ…俺は断じて違う…ブツブツ」
「///橘…///」
「おいっ!!美月戻ってこい!!」
「美月!?美月ってば!!」
うん、どうしよう
これは放置してもいいのか…?
「ぁ…あの、橘様」
ん?今おかしな言葉が聞こえたような…
今日はなんか耳がおかしいのかな?
うん、気のせい
「橘様!!」
気のせいじゃなかった…
様って何だよ様って…
悟と姫宮の扱いに頭を悩ませてれば背後から聞こえた俺を様付けする声
振り返ればそこには二人の見知らぬ生徒
一人は俺より背が低く、ここが男子校でなければ男と気付かないほどの可愛いらしい顔をしており、
もう一人は逆に背が190はありそうな切れ長の目の巨人という正に凸凹コンビ
可愛い顔の方は二年の先輩で巨人の方は俺と同じ一年のようだ
つか、誰?
「えっと…俺に何か用…ですか?」
一人は先輩だから一応敬語で要件を聞く
一体何の用だ?最近俺にまともに話し掛ける奴なんて悟と姫宮&お付き二人しか居ないし、変態以外で俺にわざわざ近付いて来る奴なんて本当に珍しい
一瞬生徒会の親衛隊の呼び出しかとも考えたけど、そんな奴等が俺を様付けするのはおかしい
首を捻りながら返答を待っていると
「あの!僕達今日は橘様の親衛隊を創設する許可を頂きたくてこちらに伺わせていただきました!
橘様の親衛隊を創ってもよろしいでしょうか?」
はい?
最初のコメントを投稿しよう!