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森の中にある湖の中心に不自然に出来た湖の神殿の中に一人、コートに付いているフードを被り任務でイノセンスを回収に来た女性が居た。
ミリアsaid
私がこの世界に来て二年が経った……、あの日、一年前、私は旅の途中、ユーリに旅が終わったら結婚しようと言われ約束していた事を旅が終わり宣言通り皆と楽しく下町で笑い合いながらしていた……
なのにユーリや旅をしていた仲間と結婚式を上げていた下町から離れ皆で浜辺まで来ていた…… でも…… 突然現れた機械… アクマに手足を掴まれ必死にユーリに手を伸ばしてもそれは、お互いの指を掠めただけだった……
最後に見たのは焦りに色を染めたユーリやエステリーゼ、仲間の姿だった……
私が次に見たのは、今まで居た場所じゃない… 森の中だった……そして、目の前に居たのは私をここに連れて来たアクマをコバルトブルーの髪を一つに纏めた男性が壊していた……
でも、私の意識はそこで途切れた……。
私が次に目を開ければ目の前には見慣れぬ天井だった。
それから、看護婦が来たり今居る場所の室長が来てユーリ達の居た世界とは違うこの世界と目の前の人達に警戒と恐怖を抱きながらも事情を話しそして、私はエクソシストとなった……。
最初は、訳も分からず与えられた部屋に閉じ籠もり塞ぎ込んでいたけどリナリーが食事に誘ってくれて段々と心を開いていった。
ユウも私を連れて食堂へ行ったり私やリナリーと買い物に着いて来てもくれた。
ラビが増えてからはまた少し賑やかになった。
それでも、前よりかは皆にもこの世界にも慣れてもユーリ達の事が頭から消えることは無かった……
寂しい気持ちや悲しい気持ちもある…… けどそれ以上に大切なユーリ達にこの世界の… 私達の敵、千年伯爵との戦争を知って欲しくないと思った……
ミリアsaid end
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