廻り出す歯車

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イノセンスを回収したミリアが神殿の入口へ向かっている中、外では数名の者達が回りを見回し話しながら湖の方へ向かって来た。 「 じゃあ ユーリやアスベル達も光に包まれて此処に来たの? 」 「 まぁな 」 「 ジュード達も同じだったっけ? 」 「 あれは何かしら 」 「 誰か歩いて来るよ 」 髪が色とりどりの者達の中の三人が話し、黒髪短髪の少年が頷いた。 すると露出の多い服を着たクリティア族のジュディスが神殿を見ながら言うと全員が湖の中心にある神殿に目を向けた。 神殿からは水で造られた橋を渡り此方に向かって来るフードを被った女性だった。 ミリアsaid イノセンスを回収して、外に出てみれば前にはこっちを見ている人達が居た……イノセンスを回収された神殿は水で造られた橋を渡り終えれば全て水と鳴って消え、そして皆が服装や髪型を変えても直ぐに分かってしまった……それにユーリは私と同じように左耳に水色のピアスをしているから…… 一番、この世界の現状を知ってほしくない彼等が今、此処にいる…… 何時だって神様は残酷…… 大切な存在を護りたい人達なのに大切な存在が今、目の前にいる…… ミリアsaid end ミリアは、ユーリ達に話し掛けずそのまま去ろうとしたが背後から殺気を感じそれを止めた。 それと同時に今まで居た場所から離れればそこにはレベル2のアクマがミリアが今まで居た場所を双剣で抉っていた。 ミリアは、ユーリ達の目の前に降り立つと詠唱を始めた。 「 堅固たる光よ 我が力が尽きるまで 強固たる壁となれ リザーヴフィールド 」 詠唱が終わるとミリアの後ろに居たユーリ達を護るように二重の光の結界が彼等を覆った。
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