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ユーリsaid
聞き間違う筈がなかった… あの日、俺達の前から攫われ忽然と消えたあいつの声を……。お揃いで買った右耳に付けてあるアメジストのピアスが揺れているのが何よりの証拠だった。
消えてからもずっと探し続けていたあいつが今、目の前にいる。
でも手を伸ばしてあいつの…… ミリアの手を掴もうにもミリアの張った結界が邪魔をして伸ばす事が出来なかった。
今、居る場所からじゃフードを被っているミリアの表情は全く見えねぇし今は目の前に居る機械を見ていた。
俺の近くにいるエステルやフレン達も声で分かったのか固まっていた。
ユーリsaid end
「 回収したイノセンスを狙うなんて悪趣味な真似をするのね? 」
「 キヒヒッ… どうせ エクソシストは死ヌ なら 回収した後デモ同じダろ? 」
「 そうね…… でも… 人の命を… 死んだ人の魂を玩具としか思っていない伯爵には負けたくないの
だから私は伯爵を倒すまで死なないわ 」
ミリアは、被っていたフードを外すと剣を抜いた。
「 ヒヒッ 余裕で居られるノモ 今のうちダケダ エクソシストッ! 」
「 イノセンス発動ッ!! 」
ミリアは、此方に向かってくるアクマから目を逸らす事なくアクマだけを見据えミリアもまた、武器でイノセンスを発動するとアクマに向かって行った。
「 ………姉様ッ… 」
「 彼女は君の姉なのか? 」
「 ……… 」
アクマと呼ばれた機械と戦う自分の姉を結界越しで泣きそうな顔をしながら見ているとミラが訪ねエステルは、それに頷いた。
「 姉様は一年前に今、姉様が戦ってる機械に攫われ私達の前から消えた…… 」
「 消えた…? 」
「 ……… 」
「 ミリアは、この世界に来て例えこの世界の仲間がいても一人で辛い筈の気持ちを隠して戦ってた…… 今のあいつを見てりゃ分かる… 」
ミラがエステルと話しているとユーリが口を開きそれと同時に他の者達もアクマと戦うミリアを見た。
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