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「あら、お久しぶり~瀬良さん」 後ろのほうで、声がした。振り向くと、久しぶりな人が手を振っていた。 今は、バリバリの記者として働く美濃薫だ。 「久しぶり!元気だった?」 彼女はあの時から変わっていないようだった。 変わってるとしたら、左薬指だろうか。
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