プロローグ

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僕もそうだと思う。 白い紙に黒のインクの文字だけで、色、形、大きさ、雰囲気、その全てを伝える作業。 三次元のものを二次元へ持って行くという、その次元を越える作業はとても難しくて、 思うような言葉が出ずに悔しかったり、 どう形容すればいいのか分からず途方に暮れたり、 セリフ回しやテンポをどうしようか悩んだり。 それでも頑張って書き上げれば、そんな苦労なんて一気に吹き飛ぶ。 みんなに理解されなくってもいい。 変なの、って言われたっていい。 そう思えるほど僕は、自分の世界を生み出すことに夢中で、 ただ創作するということが大好きなんだ。
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