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「あたしも、さっしーが欲しい」 え? それって、やっぱり……そういう、こと? ゆきりんの細い指が、髪をさらさらと、とく。 「でも…ほんと、指原…」 「いいの」 言い終わらないうちに、指原のご託を一掃する。 「そんなことより、さっしーが他の誰かのとこ、行っちゃう方が、ずっとやだ」 ゆきりんの指先が、肩から、腕、そして…指先へ… 「さっしーは?あたしが、誰かのものでもいいの?」 ぎゅっと絡まる、指先。 ほどけていく、想い。 「…嫌、だ」 そして、 「よくわかんないけど、じゃあ、もうそれでいいじゃん」 って。 「…いいの?」 ほんとに、いいのかな。 「さっしーは、ずっとあたしに困ってればいいの」 あ、それ。 「あたしだけに、ね」 その笑顔。最っ高に、…ゾクゾクする。 てか、指原はずっとずっと、 ゆきりんに困らされっぱなしだよ? そんなこと……今さら、だね。
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