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日付が変わってから始まる、最近お気に入りのお笑い番組。 でも今日は、おもしろいかどうか、よくわかんない。 んー…そろそろ、かな。 壁にかかった時計とにらめっこ。 ガチャリ。 あっ。 「ただいまあー」 よかった…約束の時間に帰ってきてくれた。 「おかえり」 ガバッ ソファーに横たわる指原に乗っかってくる、困ったお姫様。 そのまま指原のことをぎゅっとして、 「さっしぃー、寂しくなかったあ?いい子で待ってたあ?」 って。 なんだかご機嫌。 「結構、飲んだの?」 大好きな香りに、アルコールの匂い。 「んー?そんなことないよお?」 ふにゃっとした笑顔で見下ろされる。 「眉、八の字になってるー。寂しかったの?」 「んー…てか、落ち着かなかった、っていうか…」 「浮気してるんじゃないかって?(笑)」 「というより…」 「うん」 「…また、変な男にちょっかい出されてんだろうな、って」 ふふって笑ったと思ったら、またぎゅっとされた。 「しつこい人いたよおー」 …やっぱりな。 「でも」 「ん?」 「かわいい彼女が、うちで待ってるから、ごめんねって言ってきた」 「…合コンで、それは、どうなの?」 「うん、企画した友達にも怒られちゃった」 やれやれ… 「安心したって」 「へ?」 「顔に書いてあるよ?」 顔を覗き込んできたゆきりんは、にやにやしてて。 参ったな。 何もかも、見透かされてる。
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