序章

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第四世代レギスト『アルテミス』内 「目標を確認、空に二十機、地上に五機。」 アカネが言う。 「それじゃあ俺はこの辺で。」 右に飛んでいる『神無月』が降下していった。 「『桜花三式』は地上に・・・」 そこまで言ったらすごい衝撃が機体を揺らした。 これはアカネが不満と思うと体当たりする癖だ。 「・・・二十機は私が落とす。」 「・・・了解。」 恐るべしオリジナル製作者。『桜花三式』は高高度まで上がり、一気に加速した。 『アルテミス』も負けじと瞬間加速した。 すると直ぐ右を弾丸が、飛んでいった。 確認すると、目の前の『type-I』のコックピットに穴が空き、起動停止した。 「うん、いい感じ。」 無線から直哉の声がした。 索敵範囲外狙撃。それが直哉の得意技である。 『アルテミス』は森を通過しマシンガンのトリガーを引く。 突然の事で反応出来なかった一機の『type-I』はマシンガンの餌食となり、爆発炎上する。 「お前らに言う!即刻失せろ!!」 オープンチャンネルを開き、雨斗は叫んだ。  激昂に駆られ、向かってきた三機目を切り捨て、ブレードでコックピットを貫き、ヘッドを踏み潰した。 「クソガキがぁぁぁ!」 ゲリラの四機目がマシンガン連射し、突っ込んで来るが、『アルテミス』は全弾を避け、敵の腹部にサブマシンガンを突き刺し、トリガーを引いて起動停止させる。  
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